「磯巾着」という漢字で書けば、どんなにその体を表しているか、イソギンチャクという生物がお分かりになると思うが。 おいらは、いま、歴史にいそしんでいる。 昭和30年に発行された、わが社の書籍を読んでいる。 海にもぐってこの磯巾着に指を突っ込むと、キュツと巾着を絞ったように〆られる。 そんなふうに、どつぼにはまっている。 たとえば。 明治から大正にかけての新潟市の歴史。 河井継ノ助や、山際七司がさんざん飲んで議論していた鳥清という割烹は、この明治期の火事で全焼したんだということ。 議員にも上下の区分があって、普通選挙が始まる前は1から3級まであったんだということ。 日露汽船運航計画があって、いよいよという最初の新潟出航の時に、女郎を輸出品にして儲けようとしたアホがいて、手入れ厳重注意という事件があったとか。 鉄道最開設、初の新潟駅の設置場所で大もめして、義憤に燃えて橋を爆破した事件があって、その首謀者桜井市作翁がなんと服役後に新潟市長になって、政治に大活躍したという事実を読んで。 幕末五港開港に指定されたにもかかわらず、信濃川土砂堆積問題で使えないということになった経緯。 火葬場、監獄などの移設問題など、派閥争いなども含めて盛んな政治史を読ませていただいた。 年取ると、こんな中年になってしまうのだ。 .
by ikarashikunosuke
| 2016-01-13 23:41
| 越後・新潟・木場のこと
|
検索
カテゴリ
以前の記事
その他のブログ
外部リンク
画像一覧
その他のジャンル
|
ファン申請 |
||